Air blast

エアブラスト

エアブラストのブラストとは「吹く」という意味でノズルから高圧の空気と共に粒状の研磨材(投射材)を噴射して目的を果たす方法です。エアブラストの装置には噴射される直前で空気と混合させる方式によって重力吸引式、直圧式があり、研磨材(投射材)としてはガラスビーズ、アランダム、炭化ケイ素などがあります。目的としてはバレル研磨では研磨石が接することのできない穴や溝のバリ取り、錆、スケール、塗膜といった皮膜除去、塗装下地としての梨地仕上げ、ガラスや石材、木材を素材とした工芸品の製作などがあります。

エアブラスト
加工事例

重力吸引式ブラスト

投射材を集塵機の吸引力で吸い上げ、その投射材を高圧のエアーと共にノズルから噴射します。投射材は高圧のエアーが流れることによって生ずる負圧によって吸引されてエアガンのノズルで高圧エアーと共に噴射されます。粉砕されて細かくなった投射材は集塵機によって排出されます。この方式は投射材が循環しているため長時間の作業が可能です。

コンプレッサーエアー
コンプレッサーエアー

直圧式ブラスト

加圧タンク及びミキシングキャンバー部で二度にわたり投射材に圧縮空気によって圧力をかけます。その結果投射速度が高まり、噴射圧も非常に高くなります。粉砕されて軽くなった投射材は集塵機によって吸引され排出されます。この方式では噴射圧は高いのですが、投射材の流れが一方通行となり作業時間に制約があります。

エアブラスト(テーブル式)

テーブル式

台車式

エアブラスト(タンブラー式)

タンブラー式

エアブラスト(少量作業用)

少量作業用

主な投射材

アランダム

アランダム

ガラスビーズ

ガラスビーズ

炭化ケイ素