Brush polishing

ブラシ研磨

ブラシ研磨とは真鍮、ステンレスの細線又は炭化ケイ素やアルミナを練り込んだ樹脂線(ナイロン、PP、コーネックスなど)を様々な形状の束(ホイール型、カップ型、セグメント型、軸型など)として高速で回転させて束の端面をワークの表面やエッジに擦りつけて面粗さの改善、バリ除去を行う方法です。機種としてはワークの搬送方法によってコンベア式、テーブル式、センタレス式などがあります。対象となるワークは複雑な形状には不向きで板状、円筒型が主流となります。また、ブラシは高速回転させ、ワークに一定の圧力をかけるため摩擦熱が発生し、ワークやブラシに悪影響を及ぼすので湿式で行うのが一般的です。
ブラシ研磨では一定の研磨力を持続させることがポイントとなりますが、ブラシの当て方、ブラシの摩耗をどの様に検知するかという点でブラシ研磨機の各メーカのノウハウが活かされています。

EDGEMASTER series
ブラシ研磨加工事例
加工事例

セグメントブラシ研磨機

「セグメント」とは部分、区分といいう意味でブラシの線をφ20~25、L70~80程度の束にして左図のように分割して配置したユニットを高速で回転させます。この時ワークをセットしたテーブルも回転させる場合があります。このタイプのブラシ研磨機は板状ワークが対象となり加工したワークの数をカウントしてブラシの摩耗を補足してユニット下部に露出しているブラシの長さ(トリム長)を調整します。

セグメントブラシ研磨機
ブラシ研磨コンベアー式

コンベアー式

ブラシ研磨テーブル式

テーブル式

ブラシ研磨センタレス式

センタレス式